パケットの送受信について
内容
パケットの送受信時に関する覚書
ネットワーク上におけるデータ送受信の動作について知ることが、ネットワーク全体を俯瞰するためには必要だと思う。おそらく。
詳細
データの単位
各種プロトコルが処理するデータの単位をPDU(Protcol Data Unit)と呼ぶ。
主なものとして、IPではパケット、TCPではセグメント、イーサネットではフレームという単位を使う。
その他にも、UDP等データの不達を許容するものだと、データグラムという単位が使われたりする。
データサイズについて
ネットワークを通してデータのやり取りをする際に、「データを分割するかどうか」が判断される。
その時の判断材料として、MSS/MTUという情報がある。
MSSはMaximum Segment Sizeの略で、TCPが一度に送受信できるデータ(セグメント)のサイズを表す。
MTUはMaximum Transmission Unitの略で、ネットワークハードウェアが一度に送受信できるデータサイズを表す。
MTUはMSS+TCPヘッダ+IPヘッダの合計で、MTU>MSSの大小関係である。
接続先コンピュータとお互いの情報を確認して、小さいほうが採用される。
参考書籍